›2005年 6月 12日

[ 範疇 : 林檎談義 ]
[ 範疇 : Web航海録 ]

Anti Google Search-Engines

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 前回も書いたが、googleに削除されてしまった
 おかげさまで、それまではGoogle一本槍だったものの、すっかり目が覚め、熱烈なまでのGoogleへの愛も醒めて、今では古き良き思い出として記憶に重ねて残されています(←韻を踏んでみました)。
 で、一連の事件を経て、思ったこと。
 
 GoogleによるWeb検索の独占状態は危険だ!
 The monopoly of the Web search by Google is Extremely so dangerous!!!!!!
 
 ゆえにGoogleの対抗馬になりうる検索エンジンを集めてみました。

 基本的には日本語で検索できるサーチエンジンということになります。

【Yahoo.com】
[ Yahoo! ]options
 日本のYahooとは、まったく別物。
 いかにもGoogleをパクったかのような外観に驚かないで欲しい。
 真に恐るべきは、数々の便利なYahooツールとの連携が図れるという点だろう。
 つまりは多機能。痒いところに手が届く検索エンジンである。
【MSNサーチ】  最近、独自の検索システムをベータ版としてスタートさせたMSN。
 Macユーザーとしては、やや嫌悪感優先になってしまいがちだが、
 デザインの悪さを置いても、それなりに精密な結果が出ているのではないか?
 
【Google.com】
Google
 いわずもがなのGoogle先生。
 はやく削除回復して下さいって(;´Д`)
【Ask.jp】
ask.jp !
 こちらはTeoma日本語版とでも呼ぶべきシステム。
 Googleキラーと一度は呼ばれたTeomaだけに、その検索精度はなかなかのもの。
 ユーザ数さえ増えれば、より発展しそうな予感を抱かせる。
【フレッシュアイ】
フレッシュアイ
 なんとなく懐かしささえ感じるデザイン。
 古き良き「検索サイト」の趣を残したポータルサイトだ。
 こちらでは老舗的なInktomiを使用。
 データの更新が無駄なくらい速い。
 これ以外には、日本語対応が遅れているものの期待を持てるものが複数あります。
【Nutch】:オープンソースの検索エンジン
【AlltheWeb】:Googleより精度が上との声も…。
【Wisenut】:こちらもGoogleキラーと呼ばれましたが。
【Clusty】:カテゴリー別に検索結果を表示してくれる。検索エンジンは他を利用してるみたい。
検索エンジンガイド:世界各国の検索エンジン勢力図についてはこちら。

 
 さて、では肝心要の検索能力を比較してみましょう。
 どのように検索精度を比較するか?
 よく見られるのは、同じキーワードで検索して、それぞれで目的のサイトがヒットした順位を比較する方法だが、あれでは検索精度を比較することなどはできないでしょう。あくまでもSEO戦略用の実験でしかないわけで。
 ゆえに「海月舎」というキーワードで比較する方法は採らないことにします。
 …どーせ、Googleではランク外だし(笑)。

 検索エンジンの能力というのは、要するに、ユーザーが望む情報を速やかに提供することです。
 そのためには検索結果から余計なノイズを取り除く必要があります。
 また検索キーワードからユーザーがどのような情報を求めているか分析するのも重要になってくるでしょう。
 そこで今回は2種類のテストを行ってみることにしました。

【ノイズ診断】
 ノイズの出やすいキーワードで検索し、検索結果20件中にいくつノイズが含まれていたかを算定する。この場合のノイズの定義としてはユーザーが求めていない情報となるわけで、その状況設定に左右されることになる。
 ●状況設定:松浦亜弥の可愛い写真が載っているサイトを探す16歳の男の子
 ●検索キーワード:「松浦亜弥 画像」(←あえて全角空白を挿入してみた)
 ●目標:PC用で松浦亜弥の画像が紹介されている初心者向けのページ。
 ●結果:Yahoo→有効0件(精度0%)携帯画像ページ5件
     MSN→有効3件(精度15%)他、携帯画像ページ4件、重複ページ2件
     Google→有効4件(精度20%)他、海外画像へのリンク集あり(上級者向け)
     ASK→有効4件(精度20%)他に携帯画像2件
     Flesh Eye→有効3件(精度15%)他に携帯画像ページ5件、重複ページ2件

思ったよりも軒並み似たような結果に終わった。
唯一、ひとつもヒットせずに終わった米国Yahooだが、ウザイ広告ページなど、いわゆる純粋ノイズに対しての排除率は優れていたような印象を抱かせた。
敗因は生真面目にも松浦亜弥公式サイトなどを表示してしまったことだろう。

 
【情報提供速度テスト】
 このテストは目的とする情報に、どれだけ早く到達できるかを競うスピードテストである。目標となるサイトがわかっていたとしても、あえて純粋に結果画面の紹介文だけから判断して、つまりは一般的に情報を探す状況に近似するよう心がけた。
 ●状況設定:ブラウザSafariにある検索窓をGoogleではなく、Yahooに変更したい男29歳。
 ●検索キーワード:「safari 検索 google yahoo」
 ●目標:safariの検索窓を多機能にする「Acid Search」というアプリケーション。
     とりあえず状況設定を満たすスクリプト「google2yahoo」なども結果として見つかったが、ソースコードを改造してしまう少し危険な代物なので、最終目標ではなく「とりあえずの情報」という評価をすることにした。
 ●結果:Yahoo→とりあえず4分(最終目標:時間切れ)
     MSN→8分
     Google→とりあえず4分(最終目標12分)
     ASK→17分
     Flesh Eye→とりあえず2分(最終目標20分)
最終目標への到達速度から言えばMSN→Google→ASK→FleshEye→Yahooという順位になる。
だが、とりあえずの情報が得られてしまえば検索を辞めてしまう人も多いことだろう。
つまりは、あまり初心者にオススメできないスクリプトを、検索エンジンで見つけてしまったために誤って使用してしまう可能性もあるということだ。そういう意味ではMSNを評価してみたくなる。
また、Yahooがあまりに日本語の情報に弱いことも露呈した。
あっさり諦めすぎですぜ、Yahoo教授…(;´Д`)もうちっと気合い入れて探せや。
 なお、結果として見つかった「Acid Search」は、こちらです。
Acid Search:ブラウザSafariの検索窓を、Google以外でも自由に検索できるようにするツール。
 くわしい魅力についてはコチラの記事を参照。
日本語対応もされているので国内での検索なら問題はないのですが、残念ながら米Yahooなんかで検索キーが文字化けする人もいるそうな。
その場合の対策としては、編集画面でURLにちょっとした変更を施します。
 (変更前)http://search.yahoo.com/search?p=
 (変更後)http://search.yahoo.com/search?ei=UTF-8&p=
 要するに、その検索エンジンで採用されてる文字コードを指定するってわけ。

 さて、総評としては、やはりGoogleが平均的で使いやすい印象を残したなぁと。
 それぞれの検索エンジンを比べてみて、検索ってのは、結果画面に表示された引用文が重要だってことを痛感したんです。で、その文章がいちばん長いのがGoogleだったわけです。
 ぶっちゃけ、それぞれの検索精度なんか、あまり問題じゃないんでしょう。
 重要なのは、その結果画面を見たユーザーが、その中で必要な情報と不要な情報とを見分けることができるかどうかということ。
 そして、必要性を見分けるためには、検索キーワードが前後の文脈の中で、どのように扱われているのかを把握するのが最も手っ取り早いわけです。だからこそ検索エンジンの精度を上げて、的確なサイトを抽出することよりも、単純にその紹介文の長さが重要になってくるんだなぁってわけです。
 あと英語で検索していて思ったのが、やはり日本語だと記号のように視覚情報としてパッと見で必要かどうかを判断できるんだけど、英語だと読まないと前後の文脈がわからないわけですね。これは語学力の問題っていうよりも、純粋に日本語と英語の違いかなぁとね。
 だから、英語の場合は、その検索ワードの前後に配置されている関連しそうな単語を色を変えてみたりして、より視覚情報に訴えるようにしてみると外国圏でのイニシアチブを握れそうな気がしています。まあ、もう少し考えてみるべきでしょうが。
 
 最後にオマケ。
検索エンジン比較:手軽に主要3社を比較できるサイト。
検索デスク:無数の検索エンジンを利用できる。

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