›2005年 3月 21日

[ 範疇 : Web航海録 ]

ジャパン・オタク・ムーブメント

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 日本のアニメーションが凄いらしい。
 アカデミー賞を取った「千と千尋の神隠し」を例に挙げるまでもなく、「甲殻機動隊」や「AKIRA」など、未だに外国人に愛されているアニメーションは確かに多い。
 あの国民的アニメーション「ドラえもん」は東南アジアでも放映され、「ポケットモンスター」や「ドラゴンボール」はアメリカのキッズたちにも大人気。「セーラームーン」などは白人女性が嬉々としてコスプレをしてしまうくらい世界中で熱く支持されている。
 ■Cosplay.com
 ■Japanimation.com:J-Store
 
 もっとも、日本のアニメが優れているのかと言われると、オイラは違うと思っている。
 アニメーションを映像作品として考えた場合、ヨーロッパで製作されているアニメーションの方が、よっぽど文学的で、内容も濃く、優れたものがそろっている。
 下手な映画を見るよりもよっぽど良い。だが、残念ながら、あまり知られていないのが現状である。
 

夜の蝶
「夜の蝶」ラウル・セルヴェ作品集
ファンタスティック・プラネット
ファンタスティックプラネット
王と鳥
王と鳥

 では、なぜ他にも良いアニメーションがあるのに、日本の「ジャパニメーション」ばかりが、ここまで流布しているのだろうか?
 
 今回は日本文化のひとつとしての、日本のアニメーションやコミック、ゲームに群がる外国人の姿を「J-List」というサイトを触媒として浮き彫りにしてみたいと思う。

 まず、上で掲げておいた疑問に答えておこう。
 日本のアニメは特に優れているわけでもないのに、なぜ世界的に席巻しているのだろうか?
 その原因は、日本のアニメがあくまでも子供向け番組から特殊に派生してきたことにある。
 そもそもは日本のアニメーションは子供のためのものだった。
 つまりは「わかりやすさ」「娯楽性」が第一に求められていたのである。
 しかし、その後、アニメは特殊な成長を見せ始める。
 本来は一定の年齢に達するとアニメから卒業し、次の娯楽へと移行していくはずだった青年たちが、なぜかアニメやコミックに固執しはじめたのだ。
 そのままコミックやアニメは青年の娯楽性も満たすようになっていく。
 その結果、暴力セックス自己愛的な全能感幼児性などのすべての条件を満たすような特殊なアニメーションが成立したのである。
 
 つまり日本のアニメは、誰にでもわかりやすく、手軽に欲望も満たしてくれる。
 まるでマスコットのように可愛らしい絵柄も良いだろう。しかもポップだ。
 だからこそ世界中の暇人が「ジャパニメーション」に飛びついたのである。

 歴史的なオタク文化の経緯に関しては以下のサイトが参考になるだろう。
 ■オタク系趣味の萌えの変遷
 日本のメディアが、なぜ、そのような特殊な発展を見せたのかについては、諸外国の例とも厳密に比較しなければ正確な分析はできないだろうが、おそらくは文化的な多様性が生まれはじめて、固定観念による行動の制約が弱まったせいであろうと推測している。…あくまでも推測段階だが。
 また、世界がなぜ「日本の」アニメーションに注目するのか、という問いは、日本ならではの国民性や文化性から再定義することもできるだろう。しかし本論では、あえて上のような説明にとどめておくことにする。…その分析が本論の主旨ではないからだ。
 より正確な分析ができた人は、是非ともトラックバックなりコメントなりしていただきたい。
 
 さて、そんな日本文化に興味を持った外国人たちが、日本のレアグッズを求めて集うのが「オンラインの秋葉原」こと、「J-List」というサイトなのである。
 ■J-List
 
   (今回の記事中の画像は、すべてクリックすると大きくなります)
 
 残念ながら現在「J-List」は、日本のIPアドレスからのアクセスができなくなっている。
 そのため日本国内から閲覧するためには、プロキシを導入し、国籍を偽装する必要がある。 
 ■CyberSyndrome:プロキシ関連が充実しているサイト
 …おそらくは「モードくん」という著作権無視しまくりの商品を某国営放送から守るための方策なのだろうが(;´Д`)面倒くさいよねぇ…。
 
 そうやって見てみると、改めて日本文化の凄さを思い知ることができる。
 …エロだらけじゃん…(;´Д`)つーか、アニメやゲームだけじゃなくて、アダルトビデオとかエロ雑誌も扱っているんだね。

 エロゲームなども「Dating-Sim Games」として紹介されており、登場人物の紹介からゲームシステム、エッチ画像まで丁寧に紹介されている。…丁寧すぎるので画像が貼れません(;´Д`)こちらの画像を各自の責任で見るように。
 
 ちなみにエロが多いのは「J-List」だけではない。
 オタクの聖地、秋葉原でもアダルトグッズ専門店が増加している現状がある。
 以前は家電製品を扱う「電気街」だった秋葉原が、どんどんコミックやアニメの「ソフト」専門店街に変遷を遂げ、しまいにはAVなども含むアダルト専門店が台頭してきている。
 この現象が、日本の誇るオタク文化の性質を見事に象徴してはいないだろうか?
 
 さて、「J-List」で最も笑えるのが、いわゆるエログッズ以外の商品。
 アメリカで最も人気のある商品は「日本人彼女募集中」というTシャツ。
Looking for a Japanese Girlfriend
 …まあ、ロリコンな傾向がある白人男性には、幼く見えるアジア女性が大人気ですからね(;´Д`)日本女性も白人男性が好きな人が多いし、需要と供給のバランスはつりあうわけだね。…それで良いのかは別にして。
 その他にもなぜか「サンテFX」という目薬が人気商品だったり、眠気覚ましに良い「ブラックブラックガム」なんかが紹介されていたり、いまいち理解に困るような購買傾向はあるようだが、とりあえず興味をそそられることだけは確か。
 「なぜ、こんなものが売れるんだ?」とツッコミながら見て欲しいサイトのひとつである。
 
 このサイトを見事に言い表したTシャツを見つけた。
 似合うのは外国人ばかりではない。
 外国旅行に出かける日本人にもオススメのマスト・アイテムである。

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