
米国で実際に施行されている「メーガン法」というものを御存知だろうか?
米国で実際に施行されているもので、性犯罪者の所在情報公開を、出所後であっても義務づけた法律である。「ミーガン法」と呼ばれることもあるが、正式には「メーガン法」と発音するらしい。
性犯罪の多発する韓国でも、2001年から性犯罪者の中でも悪質な者をインターネットで公開するようになった。
そして、日本でも2004年末に起きた奈良小学生誘拐殺人事件への怒りもあって、最近、メーガン法を求める声が強くなっているようだ。
もちろん性犯罪は許されざる卑劣な犯罪行為である。
そもそも犯罪自体が社会的には許されない行為なわけだ。
だが、メーガン法に対しては、オイラは批判的にならざるをえない。その理由を以下に書いていこう。
なお、メーガン法を良く知るためのリンク。
■All About:メ−ガン法を巡る賛否両論
■「下村健一」公式ウェブサイト:性犯罪者告知のメーガン法、ニュージャージー州で復活
■大野和基が裏の裏まで語る:子供の安全を守るメーガン法
なぜ情報公開をするのだろうか?
ひとつには、性犯罪者の再犯を犯す確率が異常に高い、という理由があるそうだ。奈良の事件でも、逮捕された容疑者が過去にも女児に対して強制わいせつ事件や殺人未遂事件を繰り返してきたことが明るみに出て世間を愕然とさせたのは記憶に新しい。
だが、メーガン法を求める論調の中で、その根拠としている「性犯罪者の再犯率41%」とは、本当のところは全然「再犯率」ではないのである。
こちらの記事にくわしく書かれているが、根拠になっている平成15年度警察庁統計を良く眺めてみると以下のように書かれている。
わいせつ罪/総数4161件/初犯者2475件/再犯者1686件つまり、道路交通法違反者以外のなにかしらの犯罪を犯した前科者が、わいせつ罪を犯した件数が、わいせつ罪全体の40%になる、という数字なのだ。
注1 「再犯者」とは、刑法犯、特別法犯(道路交通法違反を除く。)の別を問わず、前科又は前歴を有するものをいう。
過去に同一罪種で処分を受けていた者を累犯者と呼ぶが、性犯罪の「累犯者率」は約10%程度で、他の罪種と比較しても、強制わいせつ罪や強姦罪が飛び抜けて高い数字であるということはない。
【応報刑論】■大阪市立大学法哲学ゼミ:死の所有
●絶対的応報刑論:ハンムラビ法典「目には目を、歯にはハオ!」
犯罪にはペナルティとして刑罰を処すとする考え方。
私刑など犯罪被害者が報復するのを国家が代行して罰を与える。
●相対的応報刑論:現在主流の刑罰論。
刑罰とは犯罪に対してのペナルティとして存在するべきだが、
同時に犯罪者の教育・矯正によって今後の犯罪を予防するものだとする。
【目的刑論】
●一般予防論:「良い子にしてないと、なまはげが来るよ!」
刑罰の威嚇効果により一般人による犯罪の発生を抑止しようとする。
犯罪規定や刑罰などが社会的に認知される必要がある。
●特別予防論:教育刑主義。
犯罪の原因は犯罪者個人ではなく取り巻く育成環境、社会環境にあり、
刑罰によって犯罪者の教育・矯正を行い、今後の犯罪を予防するとする。
もちろん、犯罪者をこの世から抹殺してしまいたい気持ちは良く判る。
オイラも自転車を撤去されただけで、江東区の自転車整理員を片っ端からブチ殺したくなるくらいだ。
そればかりではない。
今朝方、オイラを轢き殺しそうになったタクシーの運転手は、そのままシュレッダーにかけてやりたいし、満員電車でオイラの尻を触りまくったOLは、渋谷の交差点のアスファルトの下に埋め込んでやりたいくらいだ。
…ってのは全部、嘘。
オイラってば、殺したいほど他人に興味を抱けないみたいなんで。
ま、殺したいからって他人を殺していたら、キリがないっていう思考実験。
たとえば犯罪ばかりではない。一般生活においても、たとえば友人に酷い目に遭わされたということで感情のしこりが残ることはよくあることだろう。わかりやすい例で言えば「浮気」などだ。
そのとき、彼女の浮気という罪は、いつ消えるのだろうか?
謝った時なのか? あるいは自分と別れて、まったくの他人になった時? それとも浮気相手と別れた時? あるいは一生消えないのかもしれないし、もしくは彼女が死んだ時に初めて許されるのかもしれない。いや、死んでも罪は残るという人もいることだろう。
個人的なガイドラインは以下のようになっている。
まず、浮気という行為があったという事実は永遠に残り続ける。
しかし、その行為が帯びていた負の要素、すなわち犯罪性のような「意味」は、相手に許された時に完全に消え去るのである。
なぜならば、あくまでも私的な関係の上での問題であり、その意味で純粋に個人相互の問題であるため、無関係の第三者が判断を下せるような性質のものではないからである。だからこそ、犯罪事件のように国家が媒介することは不可能なのだ。あくまでも基準は関係性にあり、ゆえに相手こそが決定権を握っているのである。
…もちろん結婚した夫婦の場合は、またもや法や国家が絡んでくるので、犯罪事件と同じように話はこじれますが(;´Д`)つーか、浮気するくらいなら、まず離婚しろ。
行為と罪と贖罪。
免罪符を与えるのは誰なのか?
犯罪事件では確実に国家なのだ。
どんなに犯罪者が憎くても、どんなに更生しないことが明らかな犯罪常習犯でも、我々に決定権はないのである。そして、性犯罪者ばかりを十把一からげに無期限の陰湿な監禁生活に叩き込むことは間違っている。
そもそも考えてみてほしい。
間違っていた数字とはいえ、再犯率41%という数字を見せられた時に、我々は、その確率の高さに驚愕したではないか。
では、59%は初犯の犯行だということだ。
まさに驚くべき高確率!!!!
もっとも注意すべきは、いままで犯罪歴のない人間が、わいせつ事件を犯す可能性の高さなのだ。
つまり、そこらへんの人だって要注意人物なのだ!
情報公開されたからって油断しようと思うな。
生存することから手を抜くな。
街には性犯罪者ばかりではない、暴走するタクシーや拳銃を持った警官、狂犬病のチワワなど、あらゆる危険が潜んでいて、貴方に襲いかかるタイミングを片時も目を離さず窺っているのだ。
自己責任ではないが、油断するなかれ。
…オイラも半年ほど前に、いきなり暴走トラックに襲いかかられましたから(;´Д`)…びっくりした。死ぬかと思った…。
【追記】
性犯罪、特に小児性愛者の場合、よく言われるのが「オタク」と犯罪の関連性である。宮崎勤事件や、今回の奈良の事件でも「オタク」文化が話題になったようだ。個人的には、アニメや漫画にすべての原因があるとは考えてはないことを明記しておこう。
あくまでも、それをどのように利用するかは個人に委ねられているからだ。
もちろん、煙草や酒に溺れるように、「オタク」文化に溺れてしまう人間もいるだろう。
そして、そうなった場合には「オタク」文化が社会生活に悪影響を及ぼすことは直感的には認めている。
秋葉原の街を歩いてみよ。
絶対に会話したくないタイプの人間が無数にいることに驚くだろう(;´Д`)つーか、なんか臭いし。
だが、まだ「オタク」文化が人間の社会的生活に対して悪影響を及ぼすかどうかについては、論理的な説明が完全にはできていない。
ゆえに、「オタク」文化を直感で弾圧することなどは許されるはずもないのである。
そもそも、なにかを禁じることが良いことだとは思っていない。
良いも悪いも利用者が考えることだし、それに溺れるくらいなら人間は絶滅する存在だったというだけだ。
友人にもアニメや漫画が好きな人が数人いるが、適度な利用を心がけていれば、アニメや漫画などは、いたって無害なようである。むしろ、マルキ・ド・サドなんかを読んでいるオイラの方が危険なんじゃなかろうか。
■奈良女児誘拐殺人事件-オタクバッシングまとめサイト-
■小児性愛と子供への性暴力について考えるサイト
■Child Molestation:性的幼児愛好
■小児性愛者
掲示板も設置しました。
掲示板っていうか会議室って感じ。
今後はコチラがメイン掲示板になります。
http://f26.aaa.livedoor.jp/~azathoth/remix/bbs.cgi
コピペで飛んできて下されヽ(´ー`)ノウェルカム
【追記】
2/9に少し加筆修正しました。