›2005年 1月 23日

Roots Bloody Roots

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 最近、血液型信奉者が、また急増しているようだ。
 さまざまなメディアで、血液型性格分類が取り上げられたようで、さも「科学的」な装置や実験によって、自己判断能力に欠ける人々に「血液型って信頼できる分類なんだ」と誤解させることに成功しているようである。以下は、あくまでもその一例にすぎない。
 ■発掘!あるある大事典
 ■スパスパ人間学
 ■ABOAB血液型性格診断のウソ・ホント!本当の自分&相性探し来年こそは開運SP
 昨今のプチ科学的健康番組ブームに乗じて、視聴率の取れる「血液型性格分類」がテーマとして選ばれているだけの話なのだが、さらに、中高年主婦層のカリスマ扇動者みのもんた氏までが「血液型で人間性が判る!」と言ったとしたらどんな状況になるのか…考えただけでも恐ろしくなる。
 まさにマスメディアがデマゴーグとして暗躍する好例だといえよう。
 
 心理学では明らかに血液型と性格との関連性は否定されている。
 話題にするのも恥ずかしいくらいなので、最近の心理学入門書では「血液型」という項目は削除、あるいはコラム程度の扱いになっているようだ。
 そりゃそうだ。医学入門書に「トレバーネーション」という人類最古の外科手術について記載されていないのと同様である。嘘だと思うなら病院に行ったついでに医者に聞いてみんしゃい。
 
 オイラが血液型性格判断を否定する理由は2つ。
 ひとつは人間の性格傾向などに一定の型はないと考えているため。
 人間は混沌としていて流動的で変化する可能性に満ちた可塑的なものなのだ。
 もうひとつは、自分自身の脳味噌で判断することなく、マスメディアや権威者、あるいは多数者のプレゼンテーションに容易に騙されてしまう「他律的な人間」を警戒するためである。
 そういう人間が戦争を巻き起こし、無数の命を奪ってきた。そして、我々は「戦争を止めようとしなかった人間たち」の血を受け継いでいるのだ。血が全てを定めるというならば、我々の「長いものには巻かれる」性質も折り紙付きだろう。
 
 以下、賛成派/反対派両方の意見を紹介していく。
 あくまでも判断するのは自分の脳味噌だと肝に銘じた上で読み進めていってほしい。
 その上で、どちらの立場に立つかを選んだとしたら、後は自己判断の領域である。ご随意に。

 最初に血液型性格分類が提唱されたのは、大正時代に古川竹二という人物が考案した「血液型気質相関説」が、そもそもの源流だそうだ。だが新興の占いのひとつとして、すぐに忘れ去られてしまった古川の「血液型気質相関説」を、その後、昭和40年代に墓地から引っ張り出し「血液型人間学」という新しい装いを与えたのが放送作家の能見正比古。そこから現在に至るまで血液型性格分類の信者を増やし、2004年のNPO創設へと至るわけである。
 
 だが、「血液型人間学」が性格の傾向を定式化するものである以上、偏見/差別問題が生まれるのも事実である。
 ■「血液型」番組における差別と偏見について情報を求む
 
 頭の悪い人のために、具体例を用いて、噛み砕くように説明しておく必要があるだろう。
 たとえば日本女性は海外で尻軽だと思われているフシがあると想定してみよう。そこで、どこぞの国のオッサンが、ある日本女性A子さんに向かって「日本女性だから、貴女も尻軽な淫乱女なんでしょ?」と言ったとしよう。しかし、日本女性の全てが尻軽なわけではなく、異性なんかに興味を持たない女性が最低でも1人はいたと仮定してみるのだ。つまり、それが100%正確な事実ではなかったとしてみるのである。そうなるとA子さんが実際に性的に奔放な自由人だろうが、貞淑な令嬢であろうが無関係に、もしも1人以上の日本女性が厭がる可能性があるならば、日本女性に対して言ってはいけない言葉なのだ。その場合、まさに言うべきは「A子さんは尻軽な淫乱女なんでしょ?」という言葉であるべきなのだ。
 
 で、問題はAA型のオイラが神経質で几帳面なのか、という点に絞られてくるわけだ(´ー`)y-~~
 以下に質問事項に答えると血液型を当ててくれるというCGIがある。
 ■おちゃらけ部屋:あなたの血液型当てちゃいま〜す♪
 オイラの結果は「B型」だそうな。ま、生身で出会った人にも良く間違えられますから。
 つまりオイラの存在じたいが反例なわけで、血液型性格判断が、どんなに信憑性が高かろうが、統計的に正しく結果が出ようが、オイラが生きているという事実だけでも血液型で他人の性格判断をしてはいけない、ということになるのだ。
  
 倫理的には血液型性格判断をしてはいけないということが明らかになった。
 では、次は、それが事実なのかどうか、という点である。
 それに関しては以下で紹介するサイトたちを比較検討していけば、納得できる答えにたどりつくことができるだろう。
 
 まずは血液型性格判断を広めた能見正比古、直系の公式サイトは以下。
 ■能見俊賢さん:ABO WORLD

 そして賛成派サイトの中でも、活発に活動、あるいは論陣を展開しているのは以下のサイト。
 ■“ABOBA” Save the Human Race
 ■ABO FAN

 反対に「血液型性格判断なんて嘘っぱちだ」と言うのが以下のサイト。平易な言葉で書かれているので読みやすいと思います。
 ■血液型占いの科学
 ■油小路ニュー中猫屋:血液型性格判断とたたかう
 ■血液ガッタガタ
 ■SWANの「Trust me!」:血液型性格判断の嘘
 ■悪魔の血液型講座
 
 そして心理学のプロからの血液型性格判断に対する反論は以下を参照。心理学では必須のツールである「統計」の正しい見方などが、専門家ならではの視点から、まともな論理で科学的に説明されている。
 ■長谷川芳典さん:血液型性格判断資料集  
 ■中西大輔さん:血液型性格判断をやめよう
 ■柴内康文さん:血液型−性格関連説について
 ■佐藤達哉さん:血液型性格判断を疑ってみよう!
 
 また医師による血液型性格判断に対する反論は以下が参考になるでしょう。ついでに、同じ筆者によるトンデモ観察日記も楽しめます(笑)。
 ■遺伝学からみた血液型性格判断:文字コード「Shift-JIS」
 
 以上で繰り広げられている議論を見ると、つい思い出してしまった議論がある。見てもらえばわかるが、論点が噛み合ず、まともな議論になっていない。つーか、感情的になって、これ見よがしに皮肉ったり、些末なことで揚げ足を取っては罵倒したりするくらいだ(;´Д`)…最悪。
 ■賛成派
 ■反対派
 ■賛成派おまけ

 どちらに責任があるかは明白であろう。
 オイラも前車の轍を踏まないようにしよう。議論の方法を知らない人と議論するほど暇じゃないし。
 よって、当記事に関しての御意見等は、戴いたとしても無視する可能性が高いことをあらかじめ明言しておきます。あしからず。
 返事をするかどうかの判断基準は気分次第(´ー`)y-~~ 興が乗ったら返事するかもね。わらぃ。
 なにせ、オイラ、AB型ですから(嘘)。

Comments

貴サイトにてご紹介いただいております。
「悪魔の血液型講座」作者です。

ご紹介賜り、感謝いたします。

url:が変わりましたので、お暇なおりにでも
変更願えれば幸いです。

貴サイトのますますのご発展をお祈りいたします。
 

Posted by: 藤本 裕 [URL] at 2006年01月20日 10:31

わざわざのご来訪ありがとうございますm(_ _)m恐縮です。
さっそくURIも変更しておきました。
今後とも貴サイトによって、疑似科学の蒙昧模糊から数多くのひとびとが足を洗わんことを願っております。

もう少し、私の論理も、理路整然としないとダメだな、と今さら読み返して思ったので、頑張ります(;´Д`)ありがとうございました。

Posted by: 管理者 [URL] at 2006年03月05日 17:09
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