›2005年 1月 29日

まよいねこ

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 ザシキワラシ師匠が「運命感じた」と言って、迷いネコを確保してきました。
 青みがかったグレーの小さな猫。
 アビシニアンを彷彿としますが、雑種の血も混じっているみたい。


 とりあえず「踊る黒猫亭」では、賃貸契約上「ネコは1匹まで」と決められているので、これ以上は飼えません。だからといって寒空に放り出すのも忍びないんですわ(;´Д`)困った…。
 
 あまりに痩せさらばえていたので、しばらく暖をとってもらい、栄養をつけて、寒さに負けない体力を取り戻してもらうことになりました。
 …しかし、我が家の黒猫HPちゃんが圧倒的な体重と迫力で、新人いびりをするものですから、怯えちゃって(;´Д`)数日後、飼い主に出会えることを祈りつつ野外へ放ってみたところ、喜び勇んで駆け去ってしまったとのことです。…よっぽど怖かったんだね(;´Д`)でっかいもんなぁ…。
 その後、奇遇なもんで、我が家の上の階に住んでいる家族に拾われました。師匠曰く「これで同じ屋根の下だね♪」とのことです(;´Д`)…良かったね。
 
 とりあえず命名してみましたヽ(´ー`)ノ名前は「バステト」ちゃん。
 由来は、エジプトのネコ女神の名前です。

 ネコの登場する神話、伝説などは意外と少ないんです。固有名詞を持つ存在など数えるくらいしかありません。以下、ざっと紹介してみましょう。

 日本では「年老いた猫が化け猫になる」という迷信があったわけで、つまりは妖怪「猫又」が最もメジャーな存在になります。狐や狸のように他の存在へと化けるわけではなく、ネコの形態のままで妖怪変化になるわけで、名称もそのまま「化け猫」って呼ばれてしまいがちです(笑)。
 兼好法師の『徒然草』にも「奥山に、猫またといふものありて、人を食ふなり」として記載されているのは有名でしょう。特徴としては、尻尾が複数に分かれて、行灯の油を舐めて、手ぬぐいをかぶっては踊ったりするわけです。「七つの尾の化け猫」なんかも「猫又」に分類して良いかと思います。

 続いては「火車」
 火の玉に包まれた巨大な猫の姿をしており、暗雲とともに葬儀に現れると死体を攫っていく妖怪です。くわしい伝承はコチラにある「火車の資料」を参照のこと。

 「五徳猫」も鳥山石燕『画図百器徒然袋』に書かれているわけで有名な部類に入るでしょう。
 囲炉裏や火鉢のそばで寝そべり、自分で火を起こす猫なんですが、頭に「五徳」っていう調理用具をかぶっているわけです。えーと、「八つ墓村」でも同じように頭にかぶってロウソクを差してたましたね。最近のガステーブルでも、フライパンとか鍋とかを置く金具の部分を「五徳」と呼ぶんで、イメージは掴んでいただけるかとは…。
 人間に備わっている7つの徳が、悪行に身を染めることによって忘れられてしまうとか、五徳の官者がどうのこうのとか…(;´Д`)コチラで紹介している話も面白いです。

 あとは「鍛冶屋の婆」ですかね。
 いろんな理由から木の上で一夜を過ごそうとしていた人が、狼に襲われるんですが、なにせ樹上のことなんで狼たちも手が出せないわけです。で、狼たちの相談の結果「鍛冶屋の姥を呼んで来い」ってことで、やがて、でっかい狼が呼ばれてくるんです。このボス狼いわく「肩に乗せろ」ってことなんで、狼たちが互いの背中に乗って、いわゆるブレーメンの音楽隊状態で樹上にいる人まで手を伸ばそうとするわけですが、樹上の人が隠し持ってた刃物でボス狼に斬りつけると、油断してたのか崩れ去って、狼たちも散り散りに消え去ってしまうわけです。で、一夜が明けて、翌日、町の鍛冶屋で奥さんが死んだと騒ぎになっていて、死骸を見ると巨大な狼だった…って話です。
 で、このように一般に流布しているバージョンは狼なんですけど、柳田國男ちゃんは猫の話が原型だと分析しているとのこと。

 さて、日本では単なる妖怪扱いになってしまうネコですが、エジプトだと神と崇め立てられます。
 これが件のバステス女神です。
 月と家庭とネコと出産の女神だそうで、我が家にピッタリということで名付けました。
 英語のスペルだと「Bast」もしくは「Bastet」となります。
 …「バスト」だと多少、呼ぶのに抵抗がありますよね(;´Д`)誤解されそうだし…。
 ■無限空間:エジプト神名リスト:バステト
 ■猫頭のサイト:猫頭の寝殿
 ■神々紳士録:バスト
 ■ノラの猫屋敷:バステト女神
 
 エジプト以外にもネコ伝説は存在してます。
 有名なのがスコットランドのネコ型妖精「ケットシー」です。ノルウェーなんかにも伝承があるらしく「長靴を履いたネコ」の原型になっていたりする可愛いネコちゃんです。

スコットランド高地地方に棲む猫の妖精の一種。
黒に近い深緑色をした大きな猫の姿をしており、長い耳を持ち、胸に妖精の印である白い部分がある。
知性のある猫で人間と話すことも出来、二足歩行も出来る。普段は普通の猫の振りをしているが、うっかりしたときなどにこんな特徴が出てくるのだと言う。
本来が猫なので、自分の気配を消して、こっそりと姿を見せずに移動することも出来、猫を虐待する人間が居ると懲らしめたりする

 
 もちろん他の国にもネコの登場する伝承はあるのですが、執筆者の体力にも限界があります(笑)。以下のリンク先を参照してみてください。
 ■ノラの猫屋敷
 ■けむりは死ねばい(ry(仮):[Study]神話と猫
 
 また、エジプト神話に登場する神々から守護動物を導き出す素敵な占いもあります。
 バステト女神が出た人は超ラッキーってことで、もちろん他の神々もご利益保証付き♪
 ■エジプト守護動物占い

 あとは迷い猫関連。
 実際にネコが迷子になってしまった場合、どうするか?ってことですね。
 現状では、とりあえず保健所に電話して、ポスターを作成して…ってことになります。
 ■All About Japan:迷い猫の探し方
 
 しかし、その場合、情報発信は飼い主からの捜索依頼に限られてしまうわけです。
 たとえば発見者が、いかに飼い主を捜したくても気軽に情報提供できる場がないということになってしまいます。結果としてネコちゃんの発見率も下がってしまうでしょう。
 
 つまりは、迷い猫をめぐり、飼い主と発見者とが、相互に情報の交換ができる場を設けるべきでしょう。そして、それを可能にするのがネットなんです。
 ■獣医師広報板:迷子猫、保護猫掲示板
 ■迷い猫.NET:地域別迷子ペット捜索情報掲示板サイト
 ■Pee's Pets Web:迷い猫・迷子犬
 どれもこれもが熱い情熱と愛で運営されている民間のサイトたちです。
 ただ、残念なことに民間運営のために、すべての情報がそこに集められているかどうか不安が残ってしまうわけです。ただでさえ、ネットに情報が書き込まれる可能性も低いのに、その上、複数の似たようなサイトに情報がバラけてしまったとしたら…。
 ここは、やはりトップダウンで行政がきちんとしたシステムを構築するべきでしょう。
 都道府県、地域別に検索ができ、しかも保健所に集められた情報等も写真付きで登録するようにすれば、どれだけ不幸な迷子ペットが減ることやら、想像するまでもありません。
 無駄な道路を建設する金と暇があったら、市民と行政をつなぐネットワークづくりに本腰を入れてもらいたいものです。住基ネットばかりがネットワークなんですか?
 
 最後に迷いネコに関するAll Aboutの記事を紹介します。
 ■All About Japan:迷子・行方不明

 また、ネコのことを詳しく知るための知識も培っておきましょうヽ(´ー`)ノ良いネコ生活を!
 ■NEKO事典

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