以前、紹介したゾンディ・テストが思いの外、好評だったので、今回は予定を変更して、さらに本格的な心理テストを紹介してみます。
3rD LIFE
これはYahooでも紹介されていたんだけど、筑波大のプロジェクトチームが立ち上げたサイトで、精神科が取り扱うような問題を、とりあえず敷居を低くして、とっつきやすくネットでできるようにしたもの…という理解で間違ってはいないと思う。
たとえばサイトの自己紹介文には以下のように書かれている。
ココロの問題で悩んでいませんか?
現代のストレス社会では、仕事や家庭、友人関係など悩みがつきものです。 けれども悩みが強くて「ココロ」がいつもと違うな、と感じた時にはどうしたら良いでしょう? 精神科にいくのはなんだか怖いし、友達にも家族にも相談できないし・・・
サードライフは、そうした方々が、自分の力で悩みを解決できるようなサービスの提供を目的とした、新しい精神医療の研究ウェブサイトです。
つーか、そのまんまかも(笑)。
だからテストもとっても本格的。
私もやってみましたが
「あなたのお悩みは、医師と協力しながら解決方法を探していくことがのぞましいかもしれません。いちど専門医にご相談してみることをおすすめします」と、逆に不安に駆られるような結果になってしまいました(笑)。
…まあ、「自傷癖があった」とか「躁鬱病的傾向がある」とか「酒飲んで記憶喪失」とかに、ほいほいとYesで答えていたから、CGIも困ってしまったためだと思いますが…。
…嘘やないもんな(笑)。
とりあえず精神科でカウンセリング前に受けるような質問紙だと考えても間違いないでしょう。
たとえば鬱病と診断されるような症状がアンケートに出ている場合は、「鬱病」とか言ってくれるのでしょう。そこらへんはおそらく
DSM-4の項目なんかを意識されて構成されているはずです。
あたしの場合は、きっといろんな症状が出まくりすぎてしまったわけで(笑)。
ちなみに、精神医学の場合は、病名を決定するのはウィルスとかではないので、あくまでも現象として発症している症状、あるいは状況をチェックして、必要とされている項目を満たしていれば、その人は晴れて、その病気の患者さんとなれます。
たとえば
鬱病の場合、
DSM-4では複数のパターンに分類されるんだけど、そのなかでも「大うつ病エピソード」などでは、
大項目:抑うつ気分
興味または喜びの喪失
小項目:体重や食欲の減少が増加
不眠または睡眠障害
焦燥か制止
易疲労感か気力の減退
無価値観、罪悪感
思考力や集中力の減退
自殺念慮
…という症状の中で、
大項目1つ以上を含む5つ以上を満たしていれば機械的に「大うつ病エピソード」と決定されるそうです。
…ありゃ? けっこう容易だね…。俺が基準だとして勉強したのは
ICD-10の方だったかな? …と思うのは大間違い。
これだけ厳しい基準なので、そうそう失恋した男女とかが簡単に「俺って鬱!」とは言えないはずなのです。
とりあえず最近の精神科医は、簡単に患者さんに「鬱です」って言い過ぎだと思う今日この頃です。
なお、心理テストは、他にもこういったものがあるので、やはり、おいおい紹介していきます。
次回は、ここには載ってないかもしれないけど、心理学の人格テストとしては基本的なものを紹介する予定です。乞うご期待!