
千葉、栃木の生活が長かった私からすれば、神奈川県なぞは東京を挟んで正反対の位置にある都市であり、無意識的に「遠い」そして「交通費が高い」として憧れつつも遠ざけていた土地である。
実際にはそんなに遠くないし、電車代も1000円もかからないというのに…。
恐らくは京王線沿線の人々が「千葉は遠い」と言うのも同じ理由だろうし、横浜人が埼玉まで出かけるのも同じような遠距離感を抱きつつ…となるのであろう。
すべては習慣に溺れ、無意識的に定めた距離感がなす錯覚なのであろう。
げに恐ろしきは、人間の習慣なり。
で、そんな異郷の地へ到る門こそが品川である。
今日は何故かタンゴを鑑賞するために私は品川へと赴くことになったのであった。
そもそもは先日、むじなも氏に出会った時に「友人がタンゴのチケット余っているって言っているんだけど…」とのことで、5000円相当のチケットを大量に大盤振る舞いしてくれたことが契機だった。
つーか、彼の交友関係の広さは異常。その活動性と社交性には頭が下がる思いである。
…オイラも人間嫌いとムラのある内向的で偏屈な性格を直さないとね(苦笑)。
で、休日にタンゴってことで同居人の御母堂様&叔母様ともども鑑賞に出かけることになったのだが、直前に同居人と大喧嘩が勃発!
…ま、いつもどおりです(;´Д`)
おかげさまで叔母様が食事を御馳走してくださる時も、かなり無愛想だったんだけど、まあ、次第にバカらしくなってきて、ようやくタンゴ鑑賞の準備が整ったわけです。
で、いざ品川プリンスホテル、エグゼクティブタワーにあるClub eXへ。
円形劇場ってわけではないんだけど、中央のステージを取り囲むように設置されている客席なんかは、ちょっと映画とかに出てくるストリップ劇場をイメージしちゃうんだけど(笑)、いや、まあ、なんだか公演が始まる前から雰囲気からして楽しそうなんですね。
今回のタンゴドリームスは、「フラメンコとの出会い」と銘打って、アルゼンチン・タンゴと、スペインのフラメンコが情熱を互いに激突させるという興味深い内容になっており、もう、それだけでオイラはドキドキ(笑)。一粒で2度美味しい公演なわけです。
で、まずはフェルナンダ・ギーとギレルモ・メルロのペアが登場。マエストロの演奏するバンドネオンに率いられたバンドの生演奏に合わせて、器用にクルクル回るわけです。もはや高速! そしてセクシー!
フェルナンダ・ギーちゃんが長身のくせに、やたらと顔小さいわけですよ。綺麗。そのくせ惜しげもなく鍛え抜かれたムチムチの脚を投げ出し、挑発的に踊るわけなんですよ。いやあ、もう、魂が抜かれます(*´Д`)あぱしー
ちなみに相方であるギレルモくんは、公式サイトで八卦掌を披露してましたが、タンゴだけじゃなくて中国武術も修得していると考えて相違ないですか?
そして、いきなりフラメンコの登場! 演奏も一転して、ストールに座ったオッサンの奏でるフラメンコギター1本というシンプルさながら、情熱的にビートを刻みながら舞い踊るわけです。
エクセレーント!!!!
美しさこそフェルナンダちゃんには劣るものの、凄まじい迫力を持って、フラメンコ女性ダンサーは圧倒しまくるわけです。そもそも私は、いつの日にかフラメンコを習おうと考えていたくらいのフラメンコ信者なわけで、その素朴で荒々しい情熱の舞いには一瞬で打ちのめされましたね。
ちなみにフラメンコを見るときは、演者に促されない限りは手拍子を打ってはいけません。ダンサーのリズムが狂うからです。「世界不思議発見」でミステリーハンターが言ってました。だから本当です。その他のフラメンコを見るときのマナーなどはド素人のためのフラメンコ入門講座さんを参考にして下さい。
一言で言えば、今回のタンゴドリームスは、まさにフラメンコvsタンゴ!!
見ておいて損はないでしょう。もしもお金に余裕がある人は品川プリンスホテルに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
フェルナンダちゃんたちは5月23日まで滞在しています。
フラメンコの人は足をドカドカ踏みならしながら、ビシバシ自分の身体を叩きまくるんで、自傷癖のある私には最適かと思われます(笑)。
つーか、どちらかといえばフラメンコだと女性の踊りの方に興味があるんだよね(;´Д`)スカート履いてもいい?(笑)